ドバイ世界金融危機を克服_Dubai Economy 2012

2012年12月27日 Dubai Economic Councilは、Dubai Economy 2012を発表しました。

シェイク·ハムダン·ビン·モハメド·ビン·ラーシド·アル·マクトゥーム殿下は、このレポートや経済指標が、ドバイ経済が世界金融危機の影響を克服することに成功したことを示されました。

ドバイのGDPは、2009年の世界経済危機により2.4%収縮したものの、2010年に2.8%、2011年に3.4%と拡大しています。

この経済成長は、ドバイ政府の財政・金融刺激策が主な要因でした。また、ドバイの主要な貿易相手国、特にインドと中国の回復力も、この成長に貢献しています。

2009年の経済危機では、不動産と建設セクターが大きく縮小しました。しかしながら、2010年初頭には、この2つのセクターを除くほとんどのセクターが、拡大に転じています。これは、政府の拡張的な財政政策、政府関連企業への支援、債務の再編、銀行セクターの流動性へのアラブ首長国連邦中央銀行の支援によるものです。また、観光と投資に関する指標は、確実に拡大を示しています。

産業部門の回復は、2010年度は、輸出によって牽引されました。不動産セクターに関しては、特にニュードバイエリア(ドバイマリーナ、ジュメイラ、フリーホールドゾーン)で、2010年に回復の兆しが見えてきました。

参考
Hamdan bin Mohammed: Flexibility and Diversity Open New Horizons for Dubai’s Economy
Dubai Economic Council